ニチニチソウ そっと差し出す おちょぼ口

The white petal, a red flower core , periwinkle blooms in the garden. It looks as if a girl with a faint makeup is holding out a red little lip.

「徴用工訴訟問題」に端を発する日韓の争いが強まるばかりで収まる気配がありません。徴用工とは、第二次世界大戦下で日本の企業で強制労働を強いられた人を指します。

徴用工にしろ、慰安婦にしろ、本当に日本政府が関与したかどうかはいろいろな解釈がありますが、その事実関係はともかくとして、1965年に日韓で「日韓基本条約」を結び、これで過去を清算し、未来志向の日韓関係を築こうとしたわけです。

日本は当時の韓国の国家予算3.5億ドルの2倍以上にもなる8億ドルもの有償・無償の賠償金を支払い、韓国を支援し、その賠償金の中から、いわゆる「元徴用工」にも「元慰安婦」そして「元軍人」にも補償金を払ってくれるものと期待したわけです。ところが、その賠償金のほとんどを韓国政府は「漢江(ハンガン)の奇蹟」に回し、「元徴用工」などにはほとんど回されませんでした。

「漢江(ハンガン)の奇蹟」により、当時北朝鮮にも劣ったGDPを数年でその何倍にもにも上る朝鮮戦争の戦後復興を韓国は成し遂げたわけです。

十分に補償金を得られなかった「元慰安婦」は慰安婦の像を韓国内はもちろん海外にも多く設置し補償金を要求し、日本の非人道ぶりを世界にアピールします。「元徴用工」は日本企業に賠償金を求めて訴訟を起こし、それを韓国の最高裁判所が認定します。

彼らの多くが、本来なら韓国政府から補償金を支払われるべきものだいうことを知らなし、知らされなかったし、今では知ろうともしないから、こんなにもこじれにこじれ、日韓関係を泥沼の状態にしているわけです。

今日の俳句が清涼剤になれば幸いです。

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