When the white flower of Kusagi becomes red and black fruits are made, it is autumn. This black fruit is used for dyeing.
台風24号も呆気ないほど静かに通り過ぎてくれました。ありがたいことです。
21号と同じくらいの台風だということだったので、朝からスーパーに買い物に出かけたら、パンは売り切れ、牛乳はやっと手に入ったと言う有様。そしてレジに向かったらこれが大変。レジには大行列ができていて、並び始めてから小一時間、やっと買い物ができたという次第。
そしてその帰り道に見かけたのがこのクサギです。
夏は可愛い白い花を咲かせていましたが、今はその花もどぎついような赤さになって黒い実を付けています。なんか不気味な感じさえします。しかし近寄ってこの黒い実はよく見ると青みがかった黒色で宝石の様に美しい。
調べてみたら、花の頃は、昼は蝶、夜は蛾というように蝶や蛾には好まれ、実がなると今度は鳥がよく集まってくるそうだから生き物には好かれているようです。
そしてこの黒い実、青い天然の染色剤としては藍とこのクサギしかないそうです。藍は濃紺に、クサギは淡い空色に染まるそうで、染色に趣味をお持ちの方には結構好まれているいるようです。
実も花も臭いので、花の名の由来でもあります。それでも若木のころは、蝶や蛾や鳥だけではなく、人間様の食用にもなるそうで、お浸しにすると美味いとか。よくこんな臭いものを食用に見分けたものだとまたまた感心させられました。