大玉の 鶏頭道に 顔を出し

As Keitou, a cockscomb, is too heavy to support its flowers, it is sticking out its head on the path.

鶏頭は文字通り鶏のとさかに似ているところから付けられた名前です。

種類にも何種類かあり、仏前なんかに飾る普通の鶏頭はクリスタール系で、トサカケイトウとかヤリケイトウとか呼ばれていますが、写真のように大玉に成るのは久留米鶏頭です。

久留米の由来は九州の久留米で改良されたからとか、久留米出身の人がインドから持ち帰って栽培したからとか言われていますが、明確な根拠はありません。

写真の鶏頭は直径10cmはあろうかというほどの大きさで、重たくて道にはみ出していました。ぬっとはみ出していてなんともユーモラスな感じです。

素朴な花で、多くはこうして道端や畑地の空き地に植えられていて、鉢植えやプランタンにはあまり植えられていません。

この近くには仏前用のヤリケイトウを栽培しているところがありますが、秋のお彼岸用で、今は枯れています。そういう意味ではごく身近な花ではあります。