そっぽ向き 拗ねて二輪の アマリリス

Two bright red Amaryllis flowers bloom in the planting of the promenade.  They look the other way each other.  Did you go to bed last night?  Please make up quickly.

朝散歩の道脇に2輪の真っ赤なアマリリスが咲いています。お互いにそっぽを向いて知らんぷり。昨晩何かあったのでしょうか。早く仲直りをしてください。

いよいよ今日で5月もお終い。長い連休が明け、記録破りの酷暑に見舞われ、今年もこれから何が起こるるのか、一抹の不安もよぎります。

天候、気候もそうだし、地震もびくびく。

世情も、無差別殺傷事件や痛ましい交通事故が頻発していますし、国際社会に目を転じても、米中の貿易戦争や、イランとアメリカ、中露とアメリカ、それに北朝鮮。火種はいっぱいです。

オリンピックだオリンピックだと手放しで喜んではいられません。

令和改元の慶賀はあったけれども、全般的に憂慮が絶えない今日この頃です。

五月日に 抹茶パフェで 暑気払い

This year, despite the May, the climate continues to exceed 30 degrees every day throughout Japan. I ordered ice cream at the coffee shop I entered to avoid the heat.  I finally felt comfortable.

今日は少しましになりましたが、全国各地で30度を超す真夏日が続出。北海道のオホーツク海側の佐呂間町では35度2分を記録し、北海道の5月の気温としては観測史上初めて35度を越えたそうです。

5月に30度を超える気温は珍しいことで、それが全国各地で記録されました。特に30度以上の真夏日が続いた日数が、札幌で3日、東京都心と名古屋で4日、京都が5日で、これは過去に記録がないそうです。

昨年は、埼玉県熊谷市で7月に41度1分と日本の最高気温を記録しましたが、今年は5月でこんな様子ですから、この分では7月、8月にはどんなことになるのやら、もうこれを考えただけでもうんざりです。

ちなみに、世界の最高気温を調べると、あるはあるは、50度を超えるところは数えきれないくらい。最高は、アメリカ、カリフォルニア州にあるデスバレーの56度7分です。

これに比べたら、日本はこれでまだまだ暮らしやすいということになるでしょうが、年々記録更新では、やはり地球環境の変化が心配になります。

浜風と 日差しに耐えて スカシユリ

The sunshine of early summer is strong. The wind at the beach is cool and comfortable, but it is also strong. Enduring them, the Sukashi-Yuri is blooming beautifully and powerfully.

スカシユリは海岸の砂礫地や崖などによく見かけます。

ユリは普通下を向いているか横向きに花を開きますが、スカシユリは上を向いて咲いています。ユリとよく似たアマリリスは上向きに花を咲かせますので、ユリとアマリリスの判別に使いますが、このスカシユリもアマリリスと間違うところでした。

日本の海岸地帯に広く咲くので、その土地土地で呼び名も違います。

太平洋岸であればイワトユリ、日本海側ではイワユリ、場所によってはハマユリ。山岳地帯にも咲いていて、ミヤマスカシユリとかヤマスカシユリとも呼びます。

他の植物も余り生えていない、風も強いのに、何を好んでこんなところに花を咲かせるのか、人ごと、人かな?、ながら、心配になります。

適者生存、適地生存で何も心配することはないんで、スカシユリには適地なんでしょう。

スカイユリが花を咲かせているだけで、この殺風景な海岸風景が絵になります。

花菖蒲 真鯉緋鯉の 津和野かな

Tsuwano, which is called Sanin’s small Kyoto, is a beautiful town in the calm mountainous area of western Shimane Prefecture. In the center of the town, the old atmosphere of the castle town period remains, and in the early summer, the Japanese iris flowers are in bloom in the street canal and many colorful carps such as red, white, gold and black are swimming there.

山陰の小さな京都と呼ばれる津和野は、島根県西部の穏やかな山岳地帯にある美しい町です。 町の中心部には城下町時代の古い雰囲気が残っており、初夏には、白い漆喰塀を映した掘割に花菖蒲が咲き、その花菖蒲を掻い潜るようにして、赤、白、金、黒などの色とりどりの鯉が泳いでいます。

アマリリス 道行く人が 足を止め

One yellow Amaryllis planting on the street is in bloom. People who pass by the side always look at it because it is big and the colors stand out well.

街中の街路の植え込みに一輪のアマリリスが大きく咲いています。ひときわ目立ち道行く人が誰もが視線を送ります。

アマリリスとユリは見分けが難しく、このアマリリスも正直、アマリリスなのかユリなのか自信がありません。

一般的には、ユリは茎の途中から花を咲かせますが、アマリリスは茎の先に花を咲かせます。

分類上は、アマリリスはヒガンバナ科で、ユリ科とは異なります。アマリリスやユリとよく似た花にカサブランカもありますが、これはユリと近縁です。

さて、昨日、今日とアメリカのトランプ大統領の訪日の話題で持ちきりです。大相撲観戦と優勝賜杯の贈呈。令和天皇の歓迎式典。どれも日米友好には寄与することで歓迎します。

来年で戦後75年になるわけですが、この75年の歴史を振り返る時、歴史的な事件の積み重ねでもあり、国際関係は波穏やかではありませんでした。

今も、この2日、3日の出来事から離れ目を世界に広げれば、大波だらけです。この日米の友好関係をもとに、世界がもっともっと良い方向に向かって欲しいと強く思いました。

瀑声に 若葉震わす 滝しぶき

The sound of the waterfall is in the deep silence.  Young leaves are struck by the waterfall and are shaking their heads. Sometimes a loud cry of pheasant from a distance can be heard. Sitting on a rock, I am meditated.

山深く分け入っていくと滝の音がする。近付くにしたがってその音は大きくなり、その瀑声があたり一面に木霊して山全体を覆っているかのよう。滝しぶきを浴びた若葉が首を上下に振っている。時折、遠くから甲高い雉の鳴き声が聞こえてくる。もう瞑想の境地だ。

北海道はどこも30度を超し、沖縄は26度だという。頭が混がらがってくる。最近は気象まで常識外れ。昨日は千葉を震源とする震度5弱の地震があったし、阿蘇山や箱根では火山活動が盛んになっているという。今年もこの先どうなるやら、不安もよぎる。

瞑想の世界と現実の世界。来し方行く末を考えてみても、今が現実で、過去も未来も瞑想、観念の世界でしかない。過去の世界は事実があり、その積み重ねがあっただけで選択の余地はないが、未来の世界は常に右に行くか左に行くかの選択を迫られる。

静かさや 岩にしみいる 蝉の声

芭蕉がどういう境地でこの句を詠ったのか、瀑声の背後の静寂を感じつつ、なおも瞑想を続けた。

 

 

夏日差し 梅雨を呼ぶのは レインリリー

Rain lilies are blooming pretty flowers in the strong sunshine of early summer.  As the name suggests, they look awaiting the rainy season.

ヒガンバナ科のタマスダレ属の花だとか。ユリ科のタマスダレ属という分類もあるそうですから、こちらの方が納得いきます。

正式名はゼフィランサス。和名ではタマスダレとかサフランモドキというそうですが、英名のレインリリーがいちばんぴったしいきます。

形状はタマスダレに似ていますが、タマスダレは真っ白で、花弁もしゃんとしていますから、和名にするならピンクタマスダレだとか、レインリリーを直訳してアメユリにしてはどうかと勝手に思う次第です。

それにしても花の名前を調べるだけでも面白いですし、日本語の特徴も出ていて愉快です。

本当に日本語は変幻自在。和洋中ごじゃまぜ。こんな言語は世界でも珍しいです。

言葉はやはりその国・民族の根幹に当たるわけですから、その上に開いた文化・伝統も自ずから言葉の特徴を表すわけで、日本語と日本文化は典型的なその見本みたいなものですね。

脱線しましたが、このレインリリー、雨の後の乾燥期に咲くそうでこれから夏まで咲き続けます。これもたまたま野原で見つけたのですが、いつの間にこんな所で野生化したんでしょうね。

慎ましく それでも目立つ 白アリウム

Only white flowers of Allium roseum bloom in the meadow where young grass spreads.  It is small and unnoticeable by itself, but it stands out in this meadow.

初夏の散歩道は草いきれでムンムンしています。いろんな雑草が生い茂る中でこのアリウム・ロゼウムの白い花がひときわ目立ちます。それ自身は小さくて慎ましやかな花ですが、周りにこれと言った花も咲いていないので目立つのでしょう。

ネギやタマネギ、ニンニク、ニラ、ラッキョウと同じ仲間の植物ですが、アリウムには沢山の種類があって、園芸用としても愛用されている花が沢山あります。ネギ坊主が大きな紫色のマリのようになっているアリウム・ギガンチュームはよく知られています。

ここで見かけたロゼウムも園芸用として売られていて、事細かく管理法が記されていますが、そんなのが野生化したのでしょう。実に逞しく、それでいて園芸用にも負けないくらい美しいです。

晩春なのか初夏なのか、さわやかな日が続いています。偶然出会ったアリウム・ロゼウムが咲く草原も、この花が咲くだけでさわやかに景色が変わります。

梅雨近し 川瀬の鰻 顔を出し

You will be able to catch the eels well just before the beginning of the rainy season.  From this time onwards, they have to gain energy until summer, so they will search for food.  It is a great opportunity for eels fishing.

鰻釣りはこれからがシーズンです。と言っても最近は鰻もめっきり減って、近くの河川で取ることは至難の業です。

「鰻の寝床」という言葉があるように、鰻は自分の体が入るくらいの穴があれば好んで入ります。河川のブロック護岸にはこうした穴ができ易く、ここを良く鰻が寝床にします。針金で作ったワッカをこの穴の前に仕掛け、その入り口辺りにミミズやドジョウをちらつかせると鰻が顔を出します。ワッカに首を突っ込んだら、ワッカをぐっと締めゲットです。子供の頃の思い出です。

写真は伊豆の友人から送られてきたものですが、地方の河川にはまだまだ鰻がいるはずです。試してみられてはいかがですか。

鰻はこうしてこの時期から餌をたくさん食べ、夏にかけて体内にしっかり脂肪を蓄えるわけです。土用の鰻はいちばん脂の乗り切った鰻で、人様はこれを食して酷暑を乗り切るわけですね。でも高いですね。国産の天然鰻なら、専門店で一尾食べようものなら、5,000円はします。

蓮池の そっと片隅に 菱の花

In the corner of the lotus pond, the Hishi flowers are in a little bloom. They are small and modest flowers, but will bear hard fruits in autumn. they are very delicious, similar to the taste of chestnuts.

蓮池の片隅にヒシの葉が肩身狭そうに浮かんでいます。

蓮の葉には似ていますが大きさはうーんと小さく目立ちません。そしてよく見ると黄色い小さな花が咲いています。お隣に咲く蓮とはまるで大違い。まず人目には着きません。尾瀬に咲くヒツジグサは500円玉くらいですが、ヒシの花は5円玉くらい。

秋になると池の底にヒシの実ができます。忍者の手裏剣になるくらい固い実です。食感は栗に見に似ていて、菱餅にも使われます。

もちろん菱餅は、一般にはお雛様に飾る菱形の餅を指しますが、ヒシの実が入った餅も菱餅と言い、地方の道の駅でも見かけます。