鐘太鼓 音頭に酔うて 盆踊り

What celebrates the end of summer is Bon festival dances. The singer sings a Bon Dance song on a bell, drum, and whistle. In line with that, young dancers and old dancers with yukata and fan in their hands who are men and women, keep dancing until late at night.

夏の最期を彩るのは何といっても盆踊りです。元々は盆供養のためにはじまったという説が有力で、平安時代に空也上人が信者折伏(しゃくぶつ)のために始めた踊念仏がその起源だとも言われています。

またアジア各地にも広く残っている歌垣といって、特定の日時に若い男女が集まり、相互に求愛の歌謡を掛け合う呪術的信仰から生まれたという説もあるようです。

日本のことだから、これらすべてが混ぜ合わさって今の盆踊りに発展したのでしょう。盆踊りというくらいだから、盆とは無縁ではないでしょうし、老いも若きも集って踊り明かすわけですが、若い男女にとっては格好のお膳立て、愛が生まれても不思議はありません。今のように大した娯楽もなかった昔、ことに農山村では老いも若きも又とない娯楽であったに違いありません。今の盆踊り風景をみてもその雰囲気は残っています。

河内音頭に江州音頭、各地にはそれぞれの盆踊り歌があり、最近まで一晩中踊り明かす盆踊りもありました。

湖沼には 映る綿雲 残り蝉

Today, the heat just before this is cool like a lie. Speaking of which, I can seldom hear the crowing of cicadas. Only the coos of Yamabato can be heard. Cotton clouds are reflected in the mountain pond, and only one surviving cicada is chirping.

一週間前までの暑さが嘘のようです。朝、日が昇ると一斉に鳴き出す蝉の声もすっかり聞こえなくなり、山鳩の鳴き声だけが遠くから聞こえてきます。山あいにある池には白い綿雲が映り、残りゼミが一匹だけ頼り気なさそうに鳴いています。

このまま秋になってくれればありがたいという反面、そうはなってくれないだろうという経験則と、夏の名残惜しさもあります。年をとればとるほど、時の流れの速さに身が詰まされ、いっそう季節の移り変わりに敏感になります。

これから、秋は秋で楽しい思いをすることもあるのでしょうが、今はちょうどその端境期、猛暑を潜り抜けたホッとする思いと一抹の寂しさが交錯します。

8月も後1週間。学校ももう始まっているのか、制服を着た学生が多くなりました。

夏日射し 忘れて屈む ポーチュラカ

Porturaca seems to be very cute with small red and yellow flowers scattered on green leaves. It is in full bloom even in the strong summer sunshine. Just watching it will make us forget the heat.

ポーチュリカは地面を這うように育ち、濃い緑の葉っぱに赤や黄色の可愛い花を咲かせます。和名はハナスベリヒユ(滑莧)で多肉質の葉は食用にもなり、また漢方薬としても利用されます。太陽がガンガン照っても涼し気に咲く丈夫な花で、最近は家庭園芸や公園なんかにもよく見かけます。

田んぼには同じ仲間のスベリヒユといって、ハナスベリヒユほど目立ちませんが黄色い小さな花をつけているのをよく見かけますが、生命力が強く繁殖力も強いのでお百姓には嫌われます。

韓国がGSOMIA(軍事情報包括保護協定)を破棄したということで大騒ぎになっていますが、こういう時こそ泰然自若、こちらに間違いがなければ静観するしかありません。歴史の一時期に植民地化されたという屈辱感は拭い難いものがあるでしょうが、世界を見渡しても、同じように植民地化された国々はたくさんあります。しかし韓国や中国、北朝鮮の3国ほど、繰り返し繰り返しこのことを蒸し返し、国民を煽る国はどこにもありません。時の権力者が政治利用して保身を図る手段とするからです。まだまだ真に民主国家にはなりえていないからです。

 

滝しぶき 浴びて清しや イワタバコ

The name of the waterfall is Banjo-no-taki. It’s located in the Kano River tributary, the Jizodo River, which originates from Izu Amagisan. The height of the waterfall that flows down from the beautiful columnar joint is a 20m famous fall. Near the waterfall, Iwatabako flowers were in bloom bathing the waterfall sprashes.

滝の名は「万城の滝」。伊豆天城山から流れ出る狩野川の支流、地蔵堂川にあります。柱状節理が美しい高さ20mの名瀑です。

その滝しぶきが時折飛んでくる岩場にイワタバコの花が咲いていました。昔は全国各地の湿気の多い川や滝の近くによく見られましたが、乱獲がたたり、今では絶滅危惧種に指定されている珍しい花です。

外来種がどんどん広がるかたわら、日本古来の草花が次々と姿を消しています。これも避けられない時代の流れかもしれませんが、無暗の採取しないことを心がけることは大切です。

秋小口 まだ向日葵は 真っ盛り

The surroundings gradually make me feel the arrival of autumn.  However, the sunflower field that unfolds in front of us is all energetic enough to remind us of the height of summer.

このところ35度を超えるような猛暑日はありません。夜になるとコオロギの声もしますし、盆踊りのお囃子も聞こえてきたりで、ああもう秋だと思える気配が漂っています。

ヒマワリ畑のヒマワリたちがやけに元気で萎れている花はありません。ヒマワリと言えば夏の盛りを連想しますのでちょっと気持ちもちぐはぐです。

しかし、ヒマワリの花期は長く9月まででですから、人間と同じであまり暑すぎますとげんなりともなりますし、少し涼しければ元気を盛り返します。がんばって夏を引っ張ってくれている感じですね。

この夏は台風が二三お騒がせをしてくれましたが、40度を超える日々があったにせよ、まあ平穏な夏でした。皆さんもきっと歩もいで多い夏になったことでしょう。

残暑見舞いもたくさんいただきましたが、このまますんなりと秋になってくれるのやら、最近のお天気は記録破りがお好きだから、安心もしていられませんがね。

令和元年 花アルバムの 夏日記

The summer of the 1st year of Reiwa era is about to close soon.  Every time I see a photo I took this summer, my memories come back.  Above all, the flowers photos are just fun and heart-warming memories.

今年の夏もまもなく閉じようとしています。毎年のように繰り返される夏ですが、今年は今年の夏があります。撮り貯めた写真もたくさんあります。それを見るたびに思い出が沸々と蘇ってきます。

昔と違って今はスマホという便利なデバイスのおかげで、何時でも何処でも簡単に写真が撮れます。この俳句を始めた動機もスマホを持ったからです。心に留まった景色や花を見て一句浮かぶと直ぐにスマホに書き込み、同時にその写真も撮れます。昔なら、句が浮かんでもメモする手段が手近に無く、いつの間にか忘れてしまいます。写真も同じ、いつもカメラを持ち歩いているわけではありませんでした。

メモが取れ、写真が撮れ、音楽が聴け、電話ができ、メールを送れ、インターネット接続ができ、もうありとあらゆる日常の小道具、大道語が手のひらに乗るスマホに閉じ込められています。

道を歩いていても、電車の乗っても、家の中でも、スマホ、スマホ、スマホです。えらい時代になったものです。

今年の夏を簡単に再現できるのもスマホです。

青竹を ボブスレー宜しく 冷や素麺

Cold noodles flow throug the water along the gutter made of a green bamboo.This is called “Nagashi-somen”. It is one of the Japanese summer traditions in order to surpass the hot summer.

流しそうめんも夏の風物詩のひとつです。ホテルやレストランでも流しそうめんをしているところがありますが、やはり自然の中でがいちばんです。

東北地方のどこだったか、それこそボブスレーのようにくねくね曲がりくねった竹の樋をそうめんが何十メートルも流れ、両側にガラス茶碗に麺つゆと青ネギを入れて待機する人が大勢並び、一生懸命箸ですくいます。流れが速いものだからすくうのも一苦労。面白い体験をしたことがあります。

写真は和泉市の山手にある「農の里」での風景ですが、大阪湾を一望しながら、流れてくるそうめんを食べるのも乙なものです。

思い出せば、子供の頃からの夏の思い出は尽きません。その時その時の一年が反映されるのも夏です。苦しい時は慰められ、楽しい時は心ときめかせ、夏の様々な体験がどれほど人生を豊かにしたでしょう。

子や孫たちにも、もっともっと豊かな夏を体験してほしいものです。。

 

白雲に 残暑もなんの カンナ燃ゆ

In the sky, white thunderheads are massively rising.  With that in the background, the canna that blooms in red stands in a stunning form. The summer of this year, which has a lot of memories, is about to end.

まだまだ勢いのある入道雲がもくもくと立ち上っています。

お盆も過ぎ、少し静かになった海べりの海岸近くにカンナが真っ赤な花を咲かせています。

カンナは夏の初めから咲いていますが、夏の終わりに咲くカンナが人目を惹きます。まわりの草花も夏疲れし、勢いを無くす中、カンナだけはいっそう元気に咲くからでしょう。

そんなカンナを見ていると今年の夏の思い出が沸々と蘇ってきます。

夜ともなれば、地蔵盆のお囃子が聞こえてきます。街のの至るころに秋の大祭の提灯が並んでいます。もうすぐ秋です。

打ち水に おぼろに揺れる 鳳仙花

The heat wave continues as usual. The water sought in the garden for coolness is shaking like a hot flame. The sensen flower blooming over there can be seen swaying in the heat.

相変わらず猛暑が続いています。熱気を払うために撒いた打ち水から陽炎が立っています。庭に植えてある真っ赤な鳳仙花がその陽炎に揺らいでいます。軒先の影がくっきりと真っ黒な影を落としています。

残暑の熱気を除けば秋の気配が確実に漂い始めています。帰省ラッシュも一段落したようで、明日からまた日常生活が始まります。今のところ大きな災害もなく、長いようで短かった今年の夏も幕を下ろし始めています。

とはいっても残暑もいつまで残るか、9月に入らなければわかりません。9月いっぱいどころか10月まで尾を引く年もありました。災害もまだまだ台風も来るでしょうし、浅間山のようにいつ何時火山が爆発すかもしれません。

何もかもただただお天道様にお願いするばかりです。

風鈴の 音の絶え間に 虫の声

After the Bon Festival, the heat wave continues. Just time like that, a hurin hung on a teahouse bamboo blind is playing the cool chimes. And then the sound of the insects in the autumn can be heard in the gap between the hurin sounds.

台風一過、昨日今日と空は晴れ渡りまた真夏の復活です。全国のあっちこっちからは気温が40度を超えたというニュースが飛び込んできます。

そんな中、山の茶店で涼を取っていると、頭の上に張ってある葦の簾に掛かった風鈴が涼やかになるかと思えば、ふっと風が止み、風鈴の短冊の動きが止まります。神さんが走ったんだと思った瞬間、遠くから虫の声が聞こえます。こんなに暑いのに、もう秋の訪れです。

そういえば、昨晩も床に入るとコオロギが鳴いていました。時の過ぎ行くままに身を任せるしかありませんが、あれよあれよと移り行く季節の変化に一抹のやるせなさを感じる昨今です。