The summer sun is shining mercilessly. In such situations Hamanadeshiko are blooming in the sand pool beside the beach rocky. The voices of people bathing in the sea can be heard from a distance, but the sounds of the waves are in the rhythm. They sound like a lullaby for Hamanadeshiko.
夏の太陽が容赦なく照り付ける中、浜辺の岩陰の砂溜まりにハマナデシコが平気に咲いています。遠くからは海水浴の人たちの声が聞こえてきますが、打ち寄せる波音だけが聞こえます。まるでハマナデシコの昼寝を助ける子守唄のようです。
ナデシコは世界に300種ほどあり、日本固有のものには普通に見かけるカワラナデシコやこのハマナデシコ、他にシナノナデシコ、ヒメハマナデシコなどがあります。
日本の女子サッカーチームがナデシコジャパンと名付けられたように、ナデシコはしばしば子供や女性にたとえられます。古くは枕草子や源氏物語にも登場し、源氏物語の『常夏』もナデシコです。
その可憐さから世界中で愛され、カーネーションの原種もナデシコです。特に日本では江戸時代には広く庶民の生活の中にも浸透し、様々な品種が生まれました。ナデシコと言えば必ずJapaneseと頭に付くくらい日本固有のものと思われているくらいです。