一日は 祇園守りの 命かな

Gionmamori is a kind of mokuge.  It blooms around the Gion Festival in Kyoto, so people in Kyoto call so. It looks like it continues to bloom in summer, but the life of a single flower is only one day.

ムクゲの花があちらこちらに咲いています。白いのとピン色が多いですが、紫色のもあります。

梅雨時分から咲き始め夏中咲いていますが、一つ一つの花は一日で咲いて一日で散ってしまいます。ムクゲの木の下には落ちた花がたくさん散らばっています。

普通に見かけるムクゲは一重ですが、八重咲もあります。祇園守(ぎおんまもり)はムクゲの一種で、京都八坂神社本殿裏の咲くムクゲは、一重でもなく八重でもない、半八重といった感じで、花芯に小さな花弁が十文字のように付いています。八坂神社で受けるお守りは家紋の祇園守紋といってこのムクゲを図案化したものです。十字架にも似ていてキリシタン大名が図案化したのではないかと言い伝えられてもいます。

このムクゲにしてもそうだし、夏中咲き続ける花はどれも一つの花の寿命は一日か長くて三日。まさに「花の命は短くて」、次々花開くから夏中咲き続けると思われるわけです。

梅雨が明けたのか開けていないのか、はっきりしないお天気ですが、去年に比べたら、今のところ涼しいのが救いです。