逝く夏は 日干しボートと 波の音

Today is the last day of August.  No one is on the beach that was so crowded.  Boats line up on the coast and are in the sun.  Only the sound of the waves that strike is heard rhythmically.

今日は31日。8月最後の日です。あれだけ賑わっていた海岸にはカラフルなボートがまだ残る夏の日差しを受けて輝いています。聞こえるのは規則正しく打ち寄せる波の音だけ。いつもの晩夏の風景です。

ただこの風景を見る人には、年々寂しさが募ります。打ち寄せる波は、時には荒く、時には穏やかですが、未来永劫に続きます。人は限られた命。打ち寄せる波は単調に時を刻みますが、その単調さに聞き入るうち、黄泉の国に行くやに思えます。

遠くで鳴る貨物船の警笛ではっと目が開くと、引き波が残していった白砂がズックに被さっていました。

滝しぶき 浴びて震える 山桔梗

Autumn comes a little earlier in the mountains. Mountain Kikyo are blooming on the side of the waterfall. The flowers are shaking their heads whether they are shaking in the waterfall splash or shaking in the autumn wind.

相変わらず鬱陶しいお天気が続いています。九州北部では記録的な豪雨のため死者2名、行方不明者1名の被害が出ています。テレビや報道写真を見るとこれだけ時代が進み、昔以上には治水対策が施されているだろうに、まだこんな災害が起こるんだと、自然の脅威と無防備に愕然とします。

大阪に住んでいる我々には、知る限り、こんな水災害にあったことがありません。原因が地域格差によることなのか、九州の特殊事情によることなのか分かりませんが、こんな災害が起こらないように早く対策を立ててほしいものです。

これからは台風シーズン。まだまだどんな災害が待ち受けているかもしれません。今回の九州豪雨にしても、遥か南方を通過した台風12号の影響によるものだそうです。

今年は昨年の29個よりは少ない27個が予想されるそうですが、第1号が正月元旦、2月にはこの月にしては稀に見る大型台風が発生したそうだし、進路も従来では考えられなかったコースを辿るのもあり、予断を許しません。

これだけはお天道様にお祈りするしかありませんね。

夕風に 匂いを付けて バンマツリ

Nioi-Ban-matsuri is a Japanese name and its English name is Yesterday-Today-and-Tomorrow. Nioi means a fragrance, Ban does a foreign country and Matsuri does a Jasmine. The origin of the name is very unique. The flowers themselves change from purple to white and give off a strong scent in the evening.

ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉)は夏から秋にかけて咲く花で、ひところは生け垣などによく見られたものです。ただ園芸種のように豪華なものではなくどちらかと言えば地味な花でした。

咲き始めは濃い紫色をしていますが、徐々に白色に変わり、写真のように白色と紫色が混ざった状態を経て、全体が白色になると後は花を落とします。夕方になると強い芳香を放つのも特徴です。

名前のニオイ(匂)はそれを意味し、バン(蕃)は異国の、マツリ(茉莉)はジャスミンの意味です。英名もおもしろく、Yesterday-Today-and-Tomorrowといい、花の色の変化に目を付けた呼名です。

「美しい花には毒がある」の諺に違わず、強い毒性があるから要注意です。

初夏の頃に最盛期を迎える花と、初秋に最盛期を迎える花があって、夏の到来を知らせ、秋の到来を知らせる花でもあります。

上品で匂いもジャスミンに劣らない花で、夕風にその匂いを感じるともう秋だという感を深めます。

コスモスも よくお似合いね 今日の富士

Seasonal flowers bloom around Mt. Fuji.  Every flower looks modest and beautiful in front of Mt. Fuji.  Today is a cosmos blooming in late summer.  Mt. Fuji has received cosmos throughout the body.

富士山の周りには様々な花園があります。四季折々の花が咲き、毎年毎年のことだのに飽きません。

日本人はもちろんですが、外国人に日本のイメージを聞くと圧倒的に多いのが富士山です。

ヨーロッパアルプス、アンデスの山々、ロッキー山脈、コーカサス山脈、そしてエベレスト一帯、皆どれをとっても美しく魅力的な山々です。

しかし富士山はやはり一番です。

これほど均整がとれ、季節ごとに衣装を変え、花々に囲まれた山はありません。端正で無駄がなく、日本人の気質にも、生活にも、文化にも大きな影響を与え続けてきました。

縄文人も同じ富士山を見ただろうと思うだけでも悠久の時の流れを感じます。

ニチニチソウ そっと差し出す おちょぼ口

The white petal, a red flower core , periwinkle blooms in the garden. It looks as if a girl with a faint makeup is holding out a red little lip.

「徴用工訴訟問題」に端を発する日韓の争いが強まるばかりで収まる気配がありません。徴用工とは、第二次世界大戦下で日本の企業で強制労働を強いられた人を指します。

徴用工にしろ、慰安婦にしろ、本当に日本政府が関与したかどうかはいろいろな解釈がありますが、その事実関係はともかくとして、1965年に日韓で「日韓基本条約」を結び、これで過去を清算し、未来志向の日韓関係を築こうとしたわけです。

日本は当時の韓国の国家予算3.5億ドルの2倍以上にもなる8億ドルもの有償・無償の賠償金を支払い、韓国を支援し、その賠償金の中から、いわゆる「元徴用工」にも「元慰安婦」そして「元軍人」にも補償金を払ってくれるものと期待したわけです。ところが、その賠償金のほとんどを韓国政府は「漢江(ハンガン)の奇蹟」に回し、「元徴用工」などにはほとんど回されませんでした。

「漢江(ハンガン)の奇蹟」により、当時北朝鮮にも劣ったGDPを数年でその何倍にもにも上る朝鮮戦争の戦後復興を韓国は成し遂げたわけです。

十分に補償金を得られなかった「元慰安婦」は慰安婦の像を韓国内はもちろん海外にも多く設置し補償金を要求し、日本の非人道ぶりを世界にアピールします。「元徴用工」は日本企業に賠償金を求めて訴訟を起こし、それを韓国の最高裁判所が認定します。

彼らの多くが、本来なら韓国政府から補償金を支払われるべきものだいうことを知らなし、知らされなかったし、今では知ろうともしないから、こんなにもこじれにこじれ、日韓関係を泥沼の状態にしているわけです。

今日の俳句が清涼剤になれば幸いです。

鐘太鼓 音頭に酔うて 盆踊り

What celebrates the end of summer is Bon festival dances. The singer sings a Bon Dance song on a bell, drum, and whistle. In line with that, young dancers and old dancers with yukata and fan in their hands who are men and women, keep dancing until late at night.

夏の最期を彩るのは何といっても盆踊りです。元々は盆供養のためにはじまったという説が有力で、平安時代に空也上人が信者折伏(しゃくぶつ)のために始めた踊念仏がその起源だとも言われています。

またアジア各地にも広く残っている歌垣といって、特定の日時に若い男女が集まり、相互に求愛の歌謡を掛け合う呪術的信仰から生まれたという説もあるようです。

日本のことだから、これらすべてが混ぜ合わさって今の盆踊りに発展したのでしょう。盆踊りというくらいだから、盆とは無縁ではないでしょうし、老いも若きも集って踊り明かすわけですが、若い男女にとっては格好のお膳立て、愛が生まれても不思議はありません。今のように大した娯楽もなかった昔、ことに農山村では老いも若きも又とない娯楽であったに違いありません。今の盆踊り風景をみてもその雰囲気は残っています。

河内音頭に江州音頭、各地にはそれぞれの盆踊り歌があり、最近まで一晩中踊り明かす盆踊りもありました。

湖沼には 映る綿雲 残り蝉

Today, the heat just before this is cool like a lie. Speaking of which, I can seldom hear the crowing of cicadas. Only the coos of Yamabato can be heard. Cotton clouds are reflected in the mountain pond, and only one surviving cicada is chirping.

一週間前までの暑さが嘘のようです。朝、日が昇ると一斉に鳴き出す蝉の声もすっかり聞こえなくなり、山鳩の鳴き声だけが遠くから聞こえてきます。山あいにある池には白い綿雲が映り、残りゼミが一匹だけ頼り気なさそうに鳴いています。

このまま秋になってくれればありがたいという反面、そうはなってくれないだろうという経験則と、夏の名残惜しさもあります。年をとればとるほど、時の流れの速さに身が詰まされ、いっそう季節の移り変わりに敏感になります。

これから、秋は秋で楽しい思いをすることもあるのでしょうが、今はちょうどその端境期、猛暑を潜り抜けたホッとする思いと一抹の寂しさが交錯します。

8月も後1週間。学校ももう始まっているのか、制服を着た学生が多くなりました。

夏日射し 忘れて屈む ポーチュラカ

Porturaca seems to be very cute with small red and yellow flowers scattered on green leaves. It is in full bloom even in the strong summer sunshine. Just watching it will make us forget the heat.

ポーチュリカは地面を這うように育ち、濃い緑の葉っぱに赤や黄色の可愛い花を咲かせます。和名はハナスベリヒユ(滑莧)で多肉質の葉は食用にもなり、また漢方薬としても利用されます。太陽がガンガン照っても涼し気に咲く丈夫な花で、最近は家庭園芸や公園なんかにもよく見かけます。

田んぼには同じ仲間のスベリヒユといって、ハナスベリヒユほど目立ちませんが黄色い小さな花をつけているのをよく見かけますが、生命力が強く繁殖力も強いのでお百姓には嫌われます。

韓国がGSOMIA(軍事情報包括保護協定)を破棄したということで大騒ぎになっていますが、こういう時こそ泰然自若、こちらに間違いがなければ静観するしかありません。歴史の一時期に植民地化されたという屈辱感は拭い難いものがあるでしょうが、世界を見渡しても、同じように植民地化された国々はたくさんあります。しかし韓国や中国、北朝鮮の3国ほど、繰り返し繰り返しこのことを蒸し返し、国民を煽る国はどこにもありません。時の権力者が政治利用して保身を図る手段とするからです。まだまだ真に民主国家にはなりえていないからです。

 

滝しぶき 浴びて清しや イワタバコ

The name of the waterfall is Banjo-no-taki. It’s located in the Kano River tributary, the Jizodo River, which originates from Izu Amagisan. The height of the waterfall that flows down from the beautiful columnar joint is a 20m famous fall. Near the waterfall, Iwatabako flowers were in bloom bathing the waterfall sprashes.

滝の名は「万城の滝」。伊豆天城山から流れ出る狩野川の支流、地蔵堂川にあります。柱状節理が美しい高さ20mの名瀑です。

その滝しぶきが時折飛んでくる岩場にイワタバコの花が咲いていました。昔は全国各地の湿気の多い川や滝の近くによく見られましたが、乱獲がたたり、今では絶滅危惧種に指定されている珍しい花です。

外来種がどんどん広がるかたわら、日本古来の草花が次々と姿を消しています。これも避けられない時代の流れかもしれませんが、無暗の採取しないことを心がけることは大切です。

秋小口 まだ向日葵は 真っ盛り

The surroundings gradually make me feel the arrival of autumn.  However, the sunflower field that unfolds in front of us is all energetic enough to remind us of the height of summer.

このところ35度を超えるような猛暑日はありません。夜になるとコオロギの声もしますし、盆踊りのお囃子も聞こえてきたりで、ああもう秋だと思える気配が漂っています。

ヒマワリ畑のヒマワリたちがやけに元気で萎れている花はありません。ヒマワリと言えば夏の盛りを連想しますのでちょっと気持ちもちぐはぐです。

しかし、ヒマワリの花期は長く9月まででですから、人間と同じであまり暑すぎますとげんなりともなりますし、少し涼しければ元気を盛り返します。がんばって夏を引っ張ってくれている感じですね。

この夏は台風が二三お騒がせをしてくれましたが、40度を超える日々があったにせよ、まあ平穏な夏でした。皆さんもきっと歩もいで多い夏になったことでしょう。

残暑見舞いもたくさんいただきましたが、このまますんなりと秋になってくれるのやら、最近のお天気は記録破りがお好きだから、安心もしていられませんがね。