くちなしの 白さに耐えて 歌う人

Pure white flowers are blooming in a hedge along the road. Looking at these white flowers, most people remember their days when they had pure hearts.

道路沿いの生け垣に真っ白いクチナシの花が咲いています。濃い緑の葉がその白さをいっそう際立たせます。

いつだったか、人の寄り合いで、デュエットで「くちなしのうた」を歌っていた一方の男が、突然涙をぽろぽろ落とし始め、それにつられて相方の女性も涙をぽろぽろ。まわりがしーんとなったことを思い出しました。

クチナシの白さを思い起こし、皆それぞれがそれぞれの人生を思い返したに違いありません。どのような人生を送ってきたのか、しかし原点は皆同じ。

今こうしてクチナシの花を見ていても、あのカラオケに集った人たちと同じ思いが沸き起こります。